人気ブログランキング | 話題のタグを見る

THE イナズマ戦隊やその他諸々を応援しています!


by LABORATORY0922
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

帰路 そして岐路

ただいま新宿を出発。
行きより500円安いだけに背中が痛い…
さっきバスの集合場所が分からなくて30分ほど迷ってオドオドしてたら,優しい女性の方に声をかけられ私を連れていってくれました~。
反対方向行こうとしてたよ(笑)
方向音痴ってどうすれば直るんだろ(; -_-)?
きれいで,お話をした限りでは賢そうな人でした~。
世界一週するのが夢だそうで…^^;

さてさて講演会の話ですよ。長いですよ。
そりゃぁもう言葉では言い表せないくらい大感激の号泣の胸一杯でした。
っていうか先生の声を聞いただけで泣きそうだったもん(おいおい)3年の時を経て会えた訳だし。
いつも思うけど先生の目は強くて真っ直ぐだわー。
水谷信者と言われても全然構わないくらい,本当に来て良かった(笑)
たまに面白いことも言っていただき…(笑)
実際私が一番に信頼して尊敬しているのは水谷先生だしね…。
宗教科主催ってことでキリスト教などの話も多かった気がします。
もっと勉強しなくては…。
いま思い出せる限りで内容を書いてみます。

最初のほうは感激のあまり残念ながら思い出せません…。

マサフミくんの話とか老人ホームの女の子の話は本で読んだことがあったんですが,実際に先生のお話を聞くとやっぱり違う。
先生が直接話をすることにこだわる理由を改めて痛感しました。

教育基本法の改正についてもお話していました。
先生は断固反対だそうです。本にも書いてあったかな。
いじめをした生徒を登校禁止にするのは間違っている,いじめをした生徒もいじめられてるのだから,と先生は言いました。
父親は会社で上司に怒られ,そのストレスを家で妻にぶつけ,妻は子どもを叱ったりDVをする。
そしてその子どもはいじめをしたり非行に走る。
優しさがほしいから援交だってするわけです。
その力もない子どもは夜にODやリストカットをする。
そういう連鎖なんですよね。
また,義家先生の話もしていました。
義家先生が非行から脱したのは周りの人の協力があったからな訳で,それを忘れてはいけない,と。
法律よりも何よりも,周りの大人が愛情を持って接しなければ何も変わらない,と。

また,父親はストレスを酒などで晴らすことができ,母親は昼に友達とランチ…。
では子どもはどうやってストレスを晴らすのかって言ったら,子どもには昼は学校で夜は家にしか居場所がないわけです。
学校でいじめられて,家では叱られてばっかりいたら子どもはどうなるか…。
だから先生は私たちに将来家庭を持ったら,あたたかい食事を作ってお風呂を沸かして掃除をして子どもの帰りを待ってあげなさいと言いました。
もし子どもが夜遊びをしてしまったら玄関に座布団を敷いて家族で座って白いハンカチを持ちながら待って,帰ってきたら「よく帰ってきたね~!良かった~!」って言ってあげなさい,これで子どもは何日もちますか?と…(笑)

あと先生が会場に何個か質問をしたのですが「周りでリストカットをしている人を知っている人」という質問では8割くらいは手を挙げていました。
どこの学校でも必ずいて,子どもの7%(100万人?)がしているそうです。
リストカットをやめろと言うのは「死ね」と言っているようなものだと先生はよく言います。
また原因は肉体的な疲労が極端に少ないからということもあって「昼に白百合の周りを100周しなさい」なんて言ってました^^;
また薬物については2割くらいが挙げていました。
この現実を知らないのは教師や親だけ…。

政府の話に戻りますが,去年の秋にいじめによる自殺の問題が出ましたよね?
まぁ私はこの時期に教師という道を選んで良いのだろうかと悩んでたのですが…。
この時の総理を初めとする政府は「自殺はやめなさい」などと言うだけだった。
水谷先生は新聞とかにメールアドレスや電話番号を載せたりしたそうなんですが。
政府が「私に電話をかけてください」って救いの手を差しのべていたら何人の命が救われただろう,と…。
子どもたちが水谷先生を必要とするのは,政府でもカウンセラーでも法律でもなく,1人の大人だからなのです。

あと薬について。
自分が病院でもらった薬を他人にあげるのは法に反します,はい。
薬を平気で人の前で飲むのは中国とかアジアの国だけらしいですね。
誰も居ないところで飲めということでした。
そして薬を口の中で溶かして飲んだりカプセルを開けて飲むのは自殺行為です。これは本に書いてありましたね。
また,最近の精神科は薬に頼りすぎだと言ってました。
薬は一時的な処方であって,解決するには本人の意思と周りの協力が必要。

あと子どもたちに,一人の大人に裏切られたのだったら,もっと多くの大人に頼ってみて下さい。一人の友達に裏切られたのだったら,何十人もの人と友達になろうとして下さい。信頼出来る人は必ずいる。って言ってました。

今の水谷先生の後ろには教え子たちしかいない。
精神科医や心理学者は居なくなってしまったと言ってました。
教え子の中には夜回りをしている生徒もいるそうです。
私もそんな風にしたいですな。

最後はやっぱりアイの話でした。
知らなかったことも詳しく聞けました。
ドラッグは本当に恐ろしい。

水谷先生のお話を聞いて本当に勉強になり,私のこれからの道も少し見えてきたような気がします。
また,会場の人たちも泣いていて水谷先生の思いや子どもたちの思いが伝わったのだと思いました。
先生は「私はもうすぐあの世に行ってしまうので…」って言っていました。
私はもう先生に会えないのだろうか…などと考えてしまいます。
私に出来ることは,次に先生に会うときが悲しいときにならないように祈るしかないですね。

そうだ,インターネットやメールなどについても言ってました。
文字だけのやり取りは恐ろしい。
「夫が単身赴任で愛してるなどとメールを送ってくる時は何か悪いことをしている」なんて言ってました…(笑)

あーあと終わってから本にサインしてもらいました。「いいんだよ 水谷修」って書いていただきました!
自分から手を出さないと握手できないみたいで,私は出来ませんでした!泣
またチャンスがあると良いですが…。

こんな感じで私が忘れないためのメモ的な要素も含みつつ,長々と失礼しました。
こんな文章読むより直接話を聞くのが何よりだと思います。
by LABORATORY0922 | 2007-05-16 17:55